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SSDとは何?わかりやすく解説します

SSDとは何か?パソコンでeスポーツやゲームをする場合に重要な高速化を実現するストレージです。

HDDと比較した際のメリットに加えて、SSDの種類についても詳しく解説します。


SSD仕組みを理解してより快適な環境を実現しましょう。


目次


SSDとは?

SSDとは英語のSolid State Driveを略した言葉で、データ記憶装置の一種です。

半導体ベースで永続的にデータを保存します。


SSDの仕組み

従来のHDD(ハードディスクドライブ)は円盤状のディスクにデータを読み書きする仕組みとなっています。


必要なデータを探す際や、空きスペースを探す際に高速回転して針をピンポイントに移動させなければならないため、タイムラグが生じます。


一方SSDは、複数あるフラッシュメモリにコントローラと呼ばれる司令塔から命令を出して読み書きを行います。


物理的な動きが生じることなく瞬時に必要なデータにたどり着くことができるため、HDDよりも速いスピードで処理を行うことができます。


SSDの歴史とは

SSDはどのような進化をたどってきたのでしょうか。

SSDの歴史は意外にも古く、その起源は1950年代まで遡ります。

以下にその主な進化の経緯を説明します。


1950年代

SSDの最初の形態は、ドラムメモリという早期のコンピュータストレージデバイスで、磁気ドラムにデータを直接書き込むことによりデータを保存していました。


1970年~1990年代

この時期には、SSDは主にエンタープライズシステムや高度な科学計算機で使用されており、当時はまだ一般の消費者にはほとんど知られていませんでした。


2000年代初頭

この頃から、フラッシュメモリベースのSSDが製造され始めました。

電源が切れてもデータを保持できる機能を持ち、ハードディスクドライブ(HDD)よりも高速で耐衝撃性があるのが特徴です。


2007年

マイクロンテクノロジーとインテルが合同で新型SSDを発表しました。

これは、従来のパラレルATAとSerial ATAインターフェースを継承しながら、コンピュータマザーボード上のPCI Expressスロットに直接接続するという新しい形式でした。


現在(2024年7月時点)

現在のSSDは大容量、高速、エネルギー効率が良く、当初は高価だった価格も徐々に下がってきています。

これにより、データセンター、一般消費者向けのPCなど、あらゆるレベルのコンピュータシステムで広く導入されています。

HDDと比較した際のSSDのメリットとは?

SSDとHDDと比べた時どのような違いがあるのか、いくつかの特徴を挙げてみます。


速度

SSDは、HDDに比べて非常に高い読み取り速度と書き込み速度を持っています。

そのため、システムの起動が速くなり、アプリケーションの読み込みが早くなります。


耐久性

SSDにはHDDのような可動部品がないため、耐久性があり、故障しにくいのが特徴です。

同時に静かに動作します。


エネルギー効率

SSDは通常、消費電力は少ないです。

このことにより、ノートパソコンのバッテリー寿命が延びるといったメリットが生じることがあります。


種類

SSDはさまざまなサイズと形状があるのも特徴です。

2.5インチ、M.2、PCIeなどがあるため、様々な種類のコンピュータに合わせて柔軟に適応することができます。


SSDの種類

SSDには接続方法やサイズなどによっていくつかの種類にわけられ、それぞれが特定の用途やシステム要件に最適化されています。


SATA SSD

SATA(Serial ATA)接続は、初期のSSDで最も一般的に使用されていました。

伝統的なハードドライブと同じ形状と接続方式を持ち、そのため簡単に交換することができます。

ただし、SATAは最新のSSD技術に比べて転送速度が遅いという欠点があります。


NVMe SSD

NVMe SSDとは、非揮発性メモリーエクスプレス (Non-Volatile Memory Express) の略で、SSDの新しい通信プロトコルとインターフェース規格を意味します。

NVMeは、PCIeバスを通じて直接CPUと通信し、SSDのフラッシュストレージに対する操作を効率的に行うため、SATA接続よりもデータ転送速度が非常に高いです。


M.2 SSD

M.2は元々NGFF (Next Generation Form Factor) と呼ばれていましたが、後にM.2という名前に変わりました。

長さは様々ありますが幅は22mmというのが特徴で、特に小型化が求められるノートパソコンやスリムなデスクトップPCに多く採用されています。

デスクトップにM.2のスロットが無い場合は、M.2 コネクタ付きの PCIe カードを使用する方法があります。


PCIe SSD

PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)SSDは、システムのマザーボード上にあるPCIeスロットに直接接続され、高速なデータ転送速度を提供します。


SSDを活用してPCゲームの処理速度を速めよう

SSDはPCゲームをプレイする際の処理を高速化するストレージとして欠かせない存在です。


一昔前はHDDと比較して高かったSSDの価格が徐々に下がってきていることもあり、ゲーミングPCもSSDが搭載されているものが主流となりつつあります。ぜひ活用していきましょう。


東京ヴェルディeスポーツ・名古屋OJAは、これからもeスポーツをはじめとするPCゲームを楽しむために役立つ情報を発信していきます。

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