top of page

【SFL JAPAN 2026 Division F 第1節振り返り】名古屋NTPOJA、G8Sに10-30で初陣敗退——ルーキーらおやむの金星と9/4巻き返しへの課題

9月1日
読了時間: 5分

はじめに

2026年8月25日に開幕した「ストリートファイターリーグ JAPAN 2026」(SFL JAPAN 2026)は、開幕戦だけで延べ15万人以上が視聴したと言われるほどの盛り上がりを見せている。上位ディビジョンの「Division S」では王者ZETAが完勝スタートを飾るなど話題に事欠かないが、名古屋を拠点に活動する私たち「名古屋NTPOJA」が所属するのは、もうひとつの舞台「Division F」だ。

その名古屋NTPOJAが8月28日、ついに今シーズンの初陣を迎えた。相手は、前シーズンから安定した強さを見せる「Good 8 Squad」(G8S)。結果はNOJ 10−30 G8Sという大差での敗戦となったが、スコア表だけでは語れないドラマが各セットに詰まっていた。今回は初陣の中身を丁寧に振り返りつつ、9月4日に控える第2節への展望まで、名古屋NTPOJAを追いかけるファン目線で綴っていきたい。



試合結果ダイジェスト

先鋒・中堅・大将の3セット制(決着がつかない場合は延長あり)で行われた今回の一戦。結果は以下の通りだ。

ポジション

名古屋NTPOJA

結果

Good 8 Squad

先鋒

もっちー(豪鬼)

ガチくん勝利

ガチくん(ラシード)

中堅

らおやむ(ベガ)

らおやむ勝利

さはら(リュウ)

大将

大谷(エレナ)

カワノ勝利(3-0)

カワノ(ルーク)

最終スコア

NOJ 10

−

30 G8S



先鋒戦——もっちーのジャストパリィが光った接戦

先鋒として送り出されたもっちーの豪鬼は、ガチくんが操るラシードの多彩な中足キャンセル攻めに対し、ジャストパリィを絡めた読み合いで真っ向勝負を挑んだ。1セットを奪う場面もあり、開幕戦特有の重さを吹き飛ばすような気迫あるプレイが光ったが、最終的にはガチくんが冷静に試合の流れを引き寄せて勝利をもぎ取った。負けはしたものの、シーズン序盤としては悪くない滑り出しだったと言えるだろう。



中堅戦——ルーキーらおやむがCAPCOM CUP王者から金星

この試合最大のトピックは、間違いなくこの中堅戦だろう。名古屋NTPOJAに新加入したばかりのルーキー・らおやむが、相手のさはらから金星を挙げたのだ。さはらといえば前シーズンまでエドを主戦キャラとして戦ってきた実力者。今シーズンからリュウへの転向を発表したばかりで、まだ手探りの部分もあったはずだ。

らおやむはそこを見逃さず、ベガならではの長いリーチと間合い管理を徹底。相手の得意な間合いに付き合わず、じわじわとリードを広げる冷静な立ち回りで勝利を掴んだ。SNS上でも「加入したばかりの選手がいきなり格上に勝つとは」「らおやむ、いきなり主力じゃん」といった反応が広がり、名古屋NTPOJAにとってこの1勝は数字以上の価値を持つ結果になった。

[STREET FIGHTER 6 ファイティングスティックα for PlayStation 5, PlayStation 4, PC]


大将戦——カワノのサンドブラストに屈す

大将戦は大谷のエレナと、カワノのルークによる一戦。カワノは飛び道具「サンドブラスト」を軸に、リーチの長いエレナに対してもリズムを渡さない立ち回りを徹底し、3-0のストレートで試合を締めくくった。チームとしては最後に流れを引き戻すことができず、そのままスコア差が開いてしまった格好だ。ここは次節に向けた明確な課題として残ったと言っていい。



順位表から見えるDivision Fの現在地

第1節終了時点でのDivision F順位表は以下の通り。

順位

チーム

勝点

バトル±

1

REJECT

30

―

2

Good 8 Squad

30

―

3

RIDDLE ORDER

30

―

4

DetonatioN FocusMe

10

―

5

名古屋NTPOJA

10

+3

6

VARREL

10

―



勝点だけを見ると名古屋NTPOJAは5位と下位に沈んでいるように映る。しかし個々のセット単位のバトル±(勝敗差)に注目すると、実は+3と決して悪くない数字を残していることが分かる。ラウンド差のマイナスは、大将戦で3ラウンドを一方的に失ったことがそのまま響いた形で、内容自体を悲観する必要はないというのが率直な感想だ。上位3チーム(REJECT、Good 8 Squad、RIDDLE ORDER)はいずれも勝点30で並んでおり、Division F自体がまだ混戦模様であることも付け加えておきたい。



そもそもSFL JAPAN 2026とは

SFL JAPAN 2026は、カプコンが主催する『ストリートファイター6』の国内プロリーグで、今シーズンから正式に「SFL JAPAN」へと改称された。トップディビジョンの「Division S」と、名古屋NTPOJAが所属する「Division F」の2部構成で運営されており、各チームは4名前後の選手を抱えて団体戦形式で勝敗を競う。開幕直前にはDivision対抗戦も行われ、大接戦の末にDivision Fが勝利するなど、シーズン開幕前から盛り上がりを見せていたリーグでもある。初めて追いかける読者は、まずこの2ディビジョン制の仕組みを押さえておくと、今後の展開がぐっと分かりやすくなるはずだ。



9月4日 第2節に向けて——課題と期待

Division Fの第2節は9月4日に予定されている(Division Sの第2節は一足先に9月1日)。対戦カードは本稿執筆時点では発表待ちだが、名古屋NTPOJAが巻き返すためのポイントは大きく2つあると見ている。

ひとつは、らおやむが見せた勢いをチーム全体に波及させること。ルーキーが格上を倒す姿は、チームメイトにとっても大きな刺激になったはずだ。もうひとつは、大将戦での粘り強さだ。今節はリードを許した状態から立て直せずに押し切られる展開になっただけに、終盤でどう流れを引き戻すかが次節以降のカギを握る。

“ALL名古屋”体制で悲願の初優勝を目指す今シーズン、初陣の悔しさをどうバネにできるか。個人的には、らおやむというキャラクターの伸びしろも含めて、次節が今シーズン全体を占う一戦になると見ている。



観戦のお供に——自分の手でも読み合いを追体験

配信を見ながら実際にコントローラーを握ってみると、選手たちの読み合いの解像度が一段と上がって見えてくる。特にらおやむが見せたベガの間合い管理を自分の手で再現してみたい人には、格闘ゲーム専用パッドがおすすめだ。

[HORI ファイティングコマンダー OCTA for PlayStation 5, PlayStation 4, PC]


また、キャラクターごとの基礎知識やシステム面をもう一度おさらいしておきたいという人には、公式ガイドブックも心強い一冊になるはずだ。

[ストリートファイター6 ワールドガイド]


おわりに

初陣は10−30という苦い結果に終わったが、らおやむという新戦力の輝きを見せられたことは大きな収穫だった。名古屋NTPOJAの巻き返しに向けて、次節9月4日の一戦から目が離せない。引き続き「eつく」では、名古屋NTPOJAをはじめSFL JAPAN 2026の情報を追いかけていく。



参考ソース

・ストリートファイターリーグ 公式サイト(CAPCOM) https://sf.esports.capcom.com/sfl/

・名古屋NTPOJA チームページ(SFL JAPAN 2026) https://sf.esports.capcom.com/sfl2026/team/oja/

・SFL JAPAN 2026 試合結果・順位表(スト6フリーク) https://sf6freak.com/contents/results/sfl-2026/

・【結果速報 SFL JAPAN 2026 Division F 第1節】(eSports World) https://esports-world.jp/report/65146

 
 
bottom of page